Windowsローカル環境でNode.jsを実行する

2022/9/26

(最終更新: 2022/9/26

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はじめに

Windowsローカル環境でNode.jsを実行するために行なったことのメモ。

これまでVirtualBoxを利用してNode.jsアプリを実行していたが、

  • 動作が遅め
  • モジュールをインストールしては容量不足になる→消す
  • どうしても容量が足りなくなり泣きながら容量拡張する

といった戦いに疲れてきたので、Windowsで開発してしまえばよいのではと思い、試してみた。

実際、Node.jsの実行は非常に簡単だった。

公式の手順はこちら。:NodeJS をネイティブ Windows 上に設定する | Microsoft Learn

①nvmインストール、②Node.jsインストールまでは記載があります。

①Windowsにnvmのインストール

パッケージ管理ソフトのnvmをインストールする。

公式に記載の通り、まずは

https://github.com/coreybutler/nvm-windows#installation--upgrades

このリポジトリにアクセスし、

Install nvm-windows Use the latest installer (comes with an uninstaller).

latest installerと記載されているリンク(2022/9/25時点ではバージョン1.1.9)に飛ぶ。

nvm-setup.zipをダウンロードして、実行すればOK。

PowerShellは再起動する必要がある。

②Node.jsのインストール

バージョン確認

PowerShellで、最新のLTSバージョンを確認する。

以下の例では、最新のLTS16.17.1をインストールすればよさそう。

> nvm list available

|   CURRENT    |     LTS      |  OLD STABLE  | OLD UNSTABLE |
|--------------|--------------|--------------|--------------|
|    18.9.1    |   16.17.1    |   0.12.18    |   0.11.16    |
|    18.9.0    |   16.17.0    |   0.12.17    |   0.11.15    |
|    18.8.0    |   16.16.0    |   0.12.16    |   0.11.14    |
|    18.7.0    |   16.15.1    |   0.12.15    |   0.11.13    |
|    18.6.0    |   16.15.0    |   0.12.14    |   0.11.12    |
|    18.5.0    |   16.14.2    |   0.12.13    |   0.11.11    |
|    18.4.0    |   16.14.1    |   0.12.12    |   0.11.10    |
|    18.3.0    |   16.14.0    |   0.12.11    |    0.11.9    |
|    18.2.0    |   16.13.2    |   0.12.10    |    0.11.8    |
|    18.1.0    |   16.13.1    |    0.12.9    |    0.11.7    |
|    18.0.0    |   16.13.0    |    0.12.8    |    0.11.6    |
|    17.9.1    |   14.20.1    |    0.12.7    |    0.11.5    |
|    17.9.0    |   14.20.0    |    0.12.6    |    0.11.4    |
(省略)

インストール実行

指定したバージョンを以下コマンドでインストールする。

> nvm install 16.17.1

Node.jsの利用バージョンを指定

useコマンドで利用バージョンを指定できるので、念のため実施する。 複数バージョンインストールした際には必要な設定となる。

nvm use 16.17.1
  • 管理者権限でおこなわないとエラーになる場合があります。
  • 利用するバージョンを変えると、グローバルインストールされたモジュールの参照先も変わります。例えば、gatsbyコマンドを利用しているのであれば、npm install -g gatsbyを実施しなおす必要があります。

インストールしたバージョンの確認をする。

> nvm ls

  * 16.17.1 (Currently using 64-bit executable)

動作確認

nodeと入力すればNode.jsを実行できる。

こんなに簡単に、WindowsだけでNode.jsを実行できるのか…。

> node
Welcome to Node.js v16.17.1.
Type ".help" for more information.
> 2*5
10
> 1*2*3*4
24

③Node.jsのパッケージ管理ソフトをインストールする

Reactアプリの動作確認もしたいためパッケージ管理ソフトをインストールする。

npmyarnがあるが、yarnを使うことにする。

# yarnインストール
> npm install -g yarn
# yarnのバージョンを確認
> yarn -v

インストールができたらcreate react-appしてみる。

# Reactアプリ作成
> yarn create react-app my-app --template typescript
# モジュールインストール
> yarn
# 動作確認
> yarn start

無事にlocalhost:3000にアプリが起動する。

PowerShellで実行した場合、以下のようなエラーが出る場合がある。

今回は、VSCodeのターミナルで実行したら問題なく実行できた。

yarn : このシステムではスクリプトの実行が無効になっているため、ファイル C:\Program Files\nodejs\yarn.ps1 を読み込むこと
ができません。詳細については、「about_Execution_Policies」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=135170) を参照してく
ださい。
発生場所 行:1 文字:1
+ yarn --version
+ ~~~~
    + CategoryInfo          : セキュリティ エラー: (: ) []、PSSecurityException
    + FullyQualifiedErrorId : UnauthorizedAccess

PowerShellで実施する場合は、PowerShellの権限をつかさどる設定値を変更する必要があるらしい。

参考:PowerShellでこのシステムではスクリプトの実行が無効になっているため、ファイル hoge.ps1 を読み込むことができません。となったときの対応方法 - Qiita

④Gitインストール

このままWindowsで開発を進めたいので、Gitをインストールする。

Windowsローカル環境でGit・GitHubを使う

Windowsローカル環境でGit・GitHubを使う

Windows環境でgitを使えるようにした手順のメモ。

https://bunsugi.com/windows-git-install

おわりに

非常に簡単に実行できるし、何よりcreate-react-appyarn start実行の早さに驚いた。

VirtualBoxでもプロがやれば性能が出るのかもしれないが、素人では使いこなすのが難しいと実感した。

PCの移行時や、共同開発する際には問題が出るかもしれないが、ローカルで開発して問題ない気がする。また、Windowsでは近年WSL2が使われているようなので、Linuxが必要なものはWSL2に移行することにした。

参考:Linux環境へのNode.jsインストール

Linux環境にインストールした際の記事。



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はち子

事業会社のシステム部門で働きはじめて5年目の会社員。システム企画/要件定義/システムアーキテクチャ等。

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